お金の魔力についての考察【雑記ブログ】

こんにちは。ルーチェ秋山です。
令和8年調剤報酬改定はかなり厳しいものになると予想されていますね。
皆さま準備は整っておりますか?
さて、今回は【お金の魔力】について考察していきます。
これは美容業界で成功。10年以上前に不労所得300万/月を達成して既に引退済の社長様が私に起業前、教えて下さったお話です。
【自分だけが儲けようとすればするほどお金は逃げていく】
これは相手の利益を考えず、自分だけが儲けようとすると、逆にどんどんお金は逃げていくという教えです。
とはいえ、どういう事なの?と感じる方もいるかと思います。
そこで具体的に失敗した方の例を取って考察していきます。
目次
事例①:仲介飛ばしと譲渡契約書の違反行為
この事例は実際に弊社が関わった例です。
とある日の事。
起業を目指す薬剤師二人組が、弊社に開業支援の登録をされました。
丁度、希望エリアに薬局譲渡を希望する売主様がいたので、ご紹介を致しました。
双方合意が得られ、無事に譲渡が完了。
しかし、譲渡完了後に買主側が譲渡後のデッドストック(譲渡後に患者様の処方変更・転居・亡くなったなどで出なくなった品目)となった薬を【着払い】であれはいらない!これはいらない!と売主に送り付けたのです。
当然ですが、売主様はカンカンに怒って弊社に「あいつらを何とかしてくれ!」とご依頼がありました。
【事業譲渡書】では譲渡までに不動在庫の返品は双方協力する取り決めとなっておりましたし、最終営業日の棚卸後に譲渡金額の変更は出来ないと明記されておりました。
その時の買主の言い分はこうです。
買主「僕らはチェーンだと不採算の薬局を買ってあげたんですよ?
向こうも不採算店舗を譲渡して助かったんだから、それ位、協力して当然でしょ?」
私は根気よく説得しました。
「今回の件は譲渡書違反行為であり全く筋が通っていません。どの薬局でも運営開始後に新たなデッドストックは生まれる。それをあとからあれも要らない、これは要らない。そのお金は払わない。というのは信用を無くしますよ?約束は約束として履行してください。」
ところが買主は頑として首を縦に振りません。
そこで私はこう提案しました。
「そのような事をされると弊社の信頼に関わります。今回は特別に起業時に助成金を取得できるノウハウを1つお教えします。それを受給すれば、あなた達が送り付けたデッドストックの金額の倍、受け取れます。これ以上、売主様に迷惑を掛けるのはやめて約束を履行してください。」
買主「流石、秋山さん引き出し多いっすねー!分かりました」
こうして無事?に全ての決済が終了後、私は買主に告げました。
「今回の件で弊社の信頼は傷つき、円満解決のために大変な労力を要しました。もう二度と関わりたくありません。」
またもや違反行為
その後、この二人は半年間に渡り、私に反省の弁を述べます。
1店舗目が軌道に乗ったのでまた出店開業案件を紹介して欲しい、二度と同じ過ちは繰り返さないと繰り返し連絡をしてきました。
私も愚かでしたが、1店舗を渋々紹介することにしました。
ところが、その二人組は自分達で設定した期限を過ぎても売主様に対しての【意向表明】を出しません。
此方から連絡すると「今回は辞退します」との回答でした。
そこで、数か月後、別の候補者様が見つかり売主に連絡すると
売主様「ごめん。実はあの二人に売ったんだよね。急に連絡が来てルーチェはぼったくりだから、余計な仲介料を払いたくないと言って黙ってて欲しいと言われて。俺も急いでたから本当にごめんね。」
私は買主に連絡をしました。
「弊社が紹介した薬局様を無断で継承されてますよね?どういうことでしょうか?」
買主「売主が急いでいるから、ルーチェは通さなくて良いと言ったんですよ?僕らには非がありません。なので、仲介手数料もお支払いいたしません。」
「分かりました。話し合いの余地はなさそうですね。それでは裁判になりますので、そのおつもりでいてください。」
—後日談—
裁判は弊社の全面勝訴に終わりました。
また弊社が紹介した1店舗目のお店では国に対し、多額の不正請求をしていた様で、二人ともに逮捕されニュースにも名前が出ました。
最後は本当に色々な人に迷惑を掛けたようです。
医薬品卸への買掛金未払、リース会社への未払い、レセコン会社への保守料未払、従業員への給与未払いなど。
この二人は調剤薬局業界にいませんし、例え再起しようとしても誰も開業案件は紹介しない、レセコンを入れてくれる会社が無い、薬を納品してくれる卸がいません。
結果的に二度とこの業界に参入は出来ないことを意味します。
考察
自分たちの利益だけを優先し
・仲介会社との約束
・国との約束
・売主様との約束
・取引先との約束
全てを守らず金も信頼も、自分たちの未来も失うことになりました。
今回のは極端な例ではありますが、分かり易い事例だったと思います。
次にまた別のケースを見ていきます。
事例②:社員を騙す会社
これは100店舗を超える実在するチェーン店のお話です。
この会社は
20年近く前からこの手法を使っています。
①社員の独立開業を支援するという嘘
このスローガンは独立を目指す薬剤師様には大変、魅力的ですよね。
しかしながら約束は履行されたことがありません。
自社で買った失敗案件のみを社員に紹介し、この会社の支援で実際に独立開業された社員は0です。
②面接時と年収が違う雇用契約書
面接時に社長が「あなたの事が大変気に入りました。こういった条件で雇用します。是非、明日から弊社に来てください」
一か月後、当社提示された条件よりも年収が100万違う雇用契約書を社員に出し「一ヵ月の査定の結果こうなりました」と突きつけます。
当然転職者は怒りますよね?
これはすぐに転職して履歴書を傷つけたくないという、休職者の心理に付け込んでいます。
③求人サイトに記載している内容と労働時間が違う契約書
②と同様の事例です。先に求職者を自社で働かせ始め、一か月後に見なし残業が週8時間ついている雇用契約書を提示します。年収は公募通りなのですが、月に40時間弱の残業代が無いという事を、休職者は転職後に知ることになります。
後日談
これを未だに繰り返している結果、5年離職率が90%の薬剤師業界で3年離職率が90%という中々の数字をたたき出しております。
社員の離職が多いため、人材紹介会社・派遣会社への費用が莫大になり、今ではメインバンクとリースすら組めません。
会社の内部留保が無い為、金融機関に【劣後債】を発行しゾンビ企業として存在しています。
※劣後債:社債の一種で、返済支払が一番後回しで良い代わりに債権者に高い利息を払う義務がある。
末期の企業が延命のために使用する手法。
今回の考察
薬剤師業界は狭いです。求職者を騙して短期的には安く使えても、いずれ転職されそのご友人や家族を経由してこの事実は静かに拡散していきます。
【信頼】は構築に時間が掛かります。
【約束を守る】、【期限を守る】、【嘘をつかない】
一見当たり前のことですが、全く履行しない人は多々おります。
ビジネスにおいて何より大切なのは信頼です。
日本のオールドメディアでは一切報道されていませんが、高市首相も中国との通貨スワップを即時停止した際にこう仰っています。
「倫理なき取引は国家の自殺である」
会社経営も同じです。
「倫理なき取引は会社の自殺」なのです。
さて、次回以降はその他の失敗例とその考察や信頼とコミュニケーションを大切にした方の成功例も順に取り上げていきます。
今回もご精読頂き、誠にありがとうございました。

