薬局開業・経営開始後の呼吸1の型【長く経営に携わっていると良い日もあれば悪い日もある】

明けましておめでとうございます。
本ブログをご愛読の皆様、本年もよろしくお願い致します。弊社にご登録の独立・開業希望の薬剤師様、法人様から毎日色々なご相談が寄せられています。その中から良くあるご質問を一部抜粋、ご紹介しようと思います。また、薬局経営者としての心構えについても、触りだけお話致します。薬局開業・経営への道ではなく、たまには、薬局経営開始後の事を書いてみる事にしました。

題名が思いつかなくて、あの漫画からちょっとお知恵を拝借した訳ではありません。完全にライドオンしているんです!(笑)

開業後、継承後のよくあるご相談

 

ここでは開業後、継承後によくあるご相談についてお答えしていこうと思います。

その①:自分が経営者になったら、継承した従業員が辞めてしまった!
→良い事ですよ?売られる店の従業員は、質が低い事は多々あります。利益が見込めず、売られているにも関わらず、「これからどういうやり方でやっていきますか?」ではなく、「前の薬局では~だった!」と威張る従業員なんて、薬剤師か事務員とは無関係に不要な人材です。

売られたということは、その店は一度潰れたのと同義。

リスクを負っているのは社長1人。自分の権利ばかり主張し、社長の言うことを聞けない社員なんて要らないんです。辞めてくれたなら、それは吉。これから、一緒に汗水流して、患者様の為に全力で頑張ってくれる社員を入れれば良いだけの事です。やれば分かります。


その②:減価償却を帳簿上だけで捉えるな!

薬局開業支援をした方から、こんなお声をいただく事があります。

・開局初日に漏電して休憩室、トイレの電気が使えません!
・看板の電気が切れました!サイン工事に7〜8万いきなり飛ぶとか泣きそうです!
・引き継いだPCのマイクロソフトのOSのサポートが切れました。

→減価償却償却とは、減損していく物品の価値を、帳簿上経費で計上するだけではありません。
内装の壁紙、PCのOS、看板の電球、お届け様の自転車等、全て老朽化して行きます。
全ての会社で起きる事であり、ご自身にだけ降ってきた不幸とパニックにならない事が大切です。


その③:近隣医療機関の挙動について。

近隣の医療機関の存在は常に流動的です。
弊社登録者様の中には、こういう方がいらっしゃいました。
・技術料120万の整形門前薬局を継承した翌年、近くに脳外科がオープンし、技術料250万に跳ね上がりました!
→これはラッキーですね。でもその状況が10年、20年続く訳ではありません。次の一手を考えましょう。

・弊社で起きた実際のこと。
弊社がひかりをオープンして、2ヶ月半後近隣の整形外科が急に閉院されました。
若干がっくり来ましたが、それも時の流れの中で、仕様がない事ですね。

 

まとめ

長い事商売をしていれば、人が辞めたり、近隣の病院が潰れたり、急に内装工事が必要になり、纏まった出費!
なんて事は何度もあります。常に利益は最大値、支出は最小値で考える方がいらしたら、それは強い経営とはいえません。ネガティブシミュレーションも必要です。

マンツーマン門前薬局1店舗で不安なら
・次の店を出す!
・薬剤師のコネクションを拡げておく!
・門前の閉院時に居抜きで入ってくれるDrのコネクションを作っておく!
・薬局以外で利益を出すツールを作る!


こんな感じで経営者として出来る事は無限にあります。あとは【選択と行動】あるのみ!
今回もご精読ありがとうございました。

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