薬局開業、独立への道22【開業したい薬剤師ってどんな人?年齢・性別は?】
こんにちは、ひかり薬局の秋山でございます。
調剤報酬改定、薬価改定や消費税増など薬局運営には厳しい時代に突入しています。
今回は、こんな厳しい世の中も、薬局開業したい!独立したい!と思う薬剤師様の年齢や性別に着目してみました。
目次
独立志望の薬剤師の年齢と性別データ
今回は客観的なデータの分析です。
弊社と弊社提携会社様併せて、現在350名程の薬剤師様が独立を希望し、登録されています。
私も日々、相談を受けますが実際に年齢は幅広く様々な方が開業を志望している方が多いです。
上記ご覧のとおり
20代半ば:0%
20代後半:5%
30代:80%
40代:10%
50代:5%
60代:0%
という結果になりました。
大半の方が30代での開業を志望しています。
20代の薬剤師
弊社では薬学生向けに、就職ご案内セミナーを毎年各地で開催しております。
薬学生のみなさんに話を聞くと20代半ばくらいまではいろいろな店舗を見て、薬剤師としてのスキルを磨きたいという方が多いですね。
20代後半くらいから、調剤薬局業界全体の給与事情、退職金がほぼ期待できないことを理解し、独立開業に興味を示される方が出てきます。20代後半から管理薬剤師として店舗を切り盛りする方もいらっしゃると思うので少しずつ薬局の収支構造にも興味を持っていく方も多いでしょう。
30代の薬剤師
30代は家庭を持って、働き盛りです!
子供を二人以上、家を持っても養えるくらい稼ぎたい!という方が増えてきます。
決断がとにかく早いという心象ですね。
資金的も20代と比較して有利ですし管理薬剤師で店舗管轄している方も多く次のステップアップとして薬局経営も視野に入ってきます。
また30代ですと仮に失敗しても、まだまだ再起可能です!
弊社と提携会社の登録薬剤師でも8割と非常に多いです。
40代・50代の薬剤師
40代:この年代位から、みなさま慎重です。すでに家と家庭を持たれている方が多く、独立のリスクと今の年収の天秤に掛けて、判断に時間が掛かる方が多い傾向にあります。
50代:40代の方に輪を掛けて慎重です。
50%の方は、調剤薬局でも年収1000万以上が散見された、いわゆる【薬剤師バブル】を経験された方です。
入力・レセプトできません、在宅はやりたくありません。営業は行ったことありません。
挨拶等のビジネスマナーが欠如しており、今迄の経歴を聞くと、ちょっとでも不満があればすぐ退職してしまう。言わば職を転々としてきた、所謂<薬剤師バブルがまだ続いている>という、勘違いから未だ抜け出せていない方です。弊社は開業支援をした薬剤師様を100%成功に導くために、時に厳しいこともお伝えします。
「入力・レセプトはオーナーならできて当然です。ご自身が事務さんに教える立場になるのですから。今からでも事務さんに頭を下げて教わってください」
「在宅はやりましょう!時代の流れに逆らっても良いことはありません。今からでも営業に行ってみましょう。地域医療への貢献は大切なことです。報告書の書き方や、営業の仕方などは弊社でレクチャーします!」
50代まで【薬剤師バブル】の感覚を引きずってこられた方は、大体この辺で諦めてご辞退される傾向にあります。
残りの50%の方はマネージャーや部長などの役職について、ある程度年収があるが、人間関係や休みの取れなさ加減に疲弊している。かといって絶対に失敗出来ない年齢で、少ないけど退職金も見える時期。薬局開業案件を紹介しても、ご辞退される方が多い傾向にあります。失うものは大きい年代なので、当然の結果だと思います。
性別
男性が90%女性が10%になっております。
専業主夫のご家庭も日本でも増えてきている傾向ですが、まだ男性の方が一家の大黒柱といったご家庭が圧倒的に多いようです。毎日独立希望の薬剤師様と接する中で、客観的なデータになっております。
30代の男性の方が非常に独立への意欲が強いようですね。
今回のブログでは年齢・性別に着目してみました!
ご参考までになさってください。
弊社は独立開業への熱意があれば、年代・性別問わずどなたでも独立開業のお話をさせて頂きます!必要なのは開業意思です!