薬局開業、独立への道25【調剤薬局での不正請求】

こんにちは。

先日ブログをご覧の薬局オーナー様より、
「コロナでどこの薬局も苦しい時に呑気なブログをポンポン上げおって!お前の所はそんなに繁盛しとんのか!?」
と怒気の混じったご質問を頂きました。

ちゃんと過疎ってます(泣)

今回は調剤薬局における不正請求について記載してきます。

調剤薬局での不正請求について

現存で不正請求をしている薬局は未だ数多くあります。理由は1つ。
薬剤師がワガママすぎて正規の加算算定要件を満たそうとすると辞めてしまうから。
これに尽きるんですよね。

自己責任なので何をしようと自由ですが、これから独立開業を目指される薬剤師様の為、それが厚生局にばれた時にどうなるのか?
またご自身が汗水流して経営する薬局の近くに、不正請求をしている薬局がある時の対応などお話していきます。

 

薬歴を書いていない!

よくニュースでも取り上げられますね。
個別指導時に返還命令がでますが、全く書いていない場合、故意に不正請求をしていると見なされれば

・返還命令
・指定保険薬局の取り消し
・薬局名、管理薬剤師名を厚生局ホームページ上で公開
・管理薬剤師の保険薬剤師停止5年

をセットで頂くことになります

 

平日門前と合わせて定休日地域支援体制加算を算定

これは巨額になりますので、上記4点で済めば軽傷な方と言えます。
厚生局が詐欺事件として刑事告発した場合

・詐欺事件の場合懲役5年以上確定(懲役2年以上は執行猶予無し)

ということもあり得ます。

まとめ

薬歴はきちんと書いていて当たり前です。
紙薬歴の薬局を継承した場合は、100~200万払ってでも電子薬歴を導入→業務の効率化を図りましょう(紙薬歴の薬局はまだまだ沢山あります)
リースを組めば数万/月支払いが増えるだけです。

ご自身が汗水流して在宅も頑張っているのに、近所にニセ地域支援体制加算算定薬局を見つけた場合。
最低半年、平日閉めている日の写真を撮って、管轄厚生局に提出しましょう!
上記処分が下り勝手に潰れます。
(数営業日分の写真だとたまたまお届けが入って閉めざるを得なかったという言い訳が成立してしまう)

そうすれば、悪質な薬局が消える→みなさんの経営する薬局を利用してくださる患者様も増えます。良い事尽くめかと思います。

「マジか!?わし不正請求してもうたー!!」という方は、今からでも遅くはありません。
辞めましょう?笑 ご自身の免許とご家族を守る為です。

ご参考までに。今回もご精読ありがとうございました。

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