ヤナギ薬局様

今回は新規オープンされた柳原社長の薬局にお邪魔してきました。
オープン二か月半経ってのご様子、ご苦労されたこと、日々の奮闘記など伺って参りました。
予期せぬトラブルにより、門前クリニックより三か月遅れでのオープンとなった事例です。

二か月半経った今、独立してよかったか?

そうですね。何か患者様のためにして差し上げたいと思ったことがあった時に、自分で即断即決が出来ます。
また仕事の時間配分なども自分で決められるので、自由度が高いのもうれしいです。

たとえば、こんなエピソードがありました。
「処方箋をもらい忘れてしまい、営業時間内に薬局に行けない。空けて待っていてくれないか?」
と患者様からお問い合わせがありました。
対応としては職場から処方箋のFAXを流してもらい、閉店後にご自宅にお届けしたところ、とても喜んでいただけました。以前はお届けするにも上長の許可が無いといけない職場でした。
以来、その患者様はご家族全員で当薬局をご利用していただいております。

今後の戦略・展望は?

クリニック開業から、三か月遅れでのオープンだったので最初は白衣を着て外掃除など、ここに薬局があるんだということを患者様に認知して頂くよう、いろいろ苦心をして、今ようやく応需率が60%を超えたところです。
少し安心してきた自分とまだまだもっと、患者様の認知度を上げなくてはと焦る自分がおります。少しずつでも地域の認知度を上げて、一人でも多くの患者様にご利用して頂きたいですね。

元々在宅に特化した薬局をやりたかったので、金銭的・人員的な余裕が出来てきたら24時間緊急の処方を受けられるような、地域のセーフティネットとしての薬局、薬剤師を一人常に常駐させているお店もゆくゆくは作りたいです。
人が集まらなければ、私が住み込みで対応してでも。

門前クリニックの先生は美人の先生でTVにもよく出られている先生です。
流行るとわかっていても、三か月遅れのオープンは怖いものです。
それでも勇気を出されて開局を選ばれた柳原社長。

弊社登録の薬剤師の9割は「先生の年齢が」、「場所がちょっと」、「標榜時間が長すぎる」、「やりたい科目ではない」、「やはり借金が怖い」等、やらない理由を探しながら、選り好みばかりしている独立できないでいる方たちが多いです。
実際に独立できるのは1割です。しかし、あとちょっとの勇気で独立できる方もおります。

あとちょっとの勇気で独立できる薬剤師さんたちに一言

お金儲けが目的の方は私とは意見が合わないと思います。

私は元々、患者様をしかったり待っているのに前の処方箋の入力が終わるまで、アンケートも持っていかず、立って待たせたりしている薬剤師の対応にずっと違和感を感じておりました。
もっと患者さんにできることがあるはずだと。病気で来ている方にもっと親切にできるはずだ。

なぜそんな上から目線の言動・対応ができるのか?と。調剤薬局は医療とサービス業の半々だと思います。
たとえばドラッグストアに美容化粧品を買いに来ている方なら、事務的にさばいても良いと思います。
しかし病気で処方箋を持って、来局されている方には、サービス業としての側面も必要不可欠だと思います。

ひとりひとりの患者様に誠実に対応していれば、数字は後からついていると信念を持って経営をしております。

ですから、目標がはっきりと決まっている薬剤師さんには迷わずに、理由をつけて逃げないでという言葉を送りたいですね。

他仲介会社との差異など感じたことがあれば教えてください

ある仲介会社では「薬剤師の貯金なんて、こんなもんでしょ?」と最初から見下した対応をされ嫌な思いしたこともありました。

ある仲介会社は新規開局のスタッフ募集の広告を見てテナントをドクターの許可も得ずに押さえてあるだけという話もありました。ドクターの許可も得ていない案件ですらないものを高額の報酬で紹介され、ドクター挨拶の際に
「うちは一緒にやる薬局決まっているから?」と門前払いされるような、詐欺まがいの案件を紹介されたりしたこともありました。

仲介会社そのものに不信感が募っているころに、ルーチェさんと出会うことが出来ました。

まず、秋山さん自身が薬剤師で薬局を経営しているので、薬剤師目線で手厚いサポートを受けられたことが大きかったです。中でも非常に助かったのは下記3点でした。

・新規開局の際に必要なコストを素早く計算してくれて、融資の手引きをしてくださったこと。

・公費の申請や必要な器具、書籍の一覧表を下さり、いつまでにどこに書類を提出しなくてはいけないのか、教えて頂いたこと(それでもこんなにあるのか!と驚愕する量でしたけど笑)

・開局直前に行う保健所の事前立会いの日に突然出せと言われる資料を、予め伺っておりテンプレートをもらっていたので、簡単なカスタマイズで済んだこと。知らずにいきなり言われたら1日2日で作れる量の資料ではなかったですからね。パニックになっていたかも知れません笑

あとはとにかく「ホウレンソウをしろ!」と言われていたので、自分で順調に進んでいると思っていたことが、秋山さんに電話したら修正が必要で危うく開局が1ヶ月遅れかねないことも数回ありました。
本当に行政から開設許可をもらうのって大変なのだなと実感しました。

調剤業界全体の薬剤師がもっと活躍するために一言

これからの薬剤師さんには、ただ外来の処方を待つだけでなく、積極的に往診医が開催する在宅の専門学会などにもどんどん出席していってほしいです。

そうすれば、現時点での最適な処方の動向や往診医がどういうときにどういう対応を求めているのか?など。
個人的な感覚ですが、10回位出席すればだいぶ見えてきます。
要介護度の高い患者様は、いろいろなことに困っている方が非常に多いです。
もっとこんな対応をしてほしいのに、薬局の対応が悪いなどの話はよく耳にします。
地域医療に参加し、薬局に求められることが見えてくれば、病気の患者様に横柄な態度をとる薬剤師も減っていくはずです。そうすればおのずと薬剤師が活躍する場も増えていくはずです。

令和元年7月17日

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