薬局開業・独立への道45【とある先生との出会いその2】

いつも当ブログをご覧のみなさま。
誠にありがとうございます。

今回は、昨年私が出会ったとても素敵な先生との出会いについて書いてみたいと思います。

ある日の事、弊社取引先からご相談がありました。

ある先生の門前薬局が急な事情で閉局してしまい、お困りとの事。

漢方業界においては第一人者で、TV局の特番で相談を受けることもしばしばありました。

勿論、その先生のファンである患者様は多数いらして、全国から通院されているとの事でした。
薬局が近くに欲しいが、先生の処方についていけるだけの漢方の基礎知識が無いと難しい案件でした。
早速、先生にご挨拶で伺いましたところ、素敵な笑顔でよく笑い、よくお話も聞いてくださり、してくださるといった心象でした。

そして漢方を極めていらっしゃるのが良く分かる、一言を頂きました。

先生「本当の漢方はね。風邪なんて一服で治すものなの」

  「分3で7日分だなんてあんなの本当の漢方じゃないのよ」

実際に弊社もその先生のファン何名かにお話を伺いましたが、先生の処方は体の芯から温まり、本当に一服で風邪が治ってしまうとの事。

これは何とかお力になりたいと、早速、弊社ご登録の法人様・個人薬剤師様にお話を振らせて頂いたところ、ある薬局チェーンの社長様が、何とかその先生のお力になりたい!と、社内中を血眼になって探し、生家が漢方薬局を営んでいる社員様を連れていらっしゃいました。

そして私と社長様、漢方に長けた社員様、先生と四者面談を資することになりました。

―面談当日―

最初のご挨拶が終わり、漢方に長けた社員様を見るなり先生が開口一番。

先生「あなたご実家が漢方薬局だったなら、ご両親から小さいころ小建中湯を飲まされてなかった?」

社員様「はい。毎日の様に飲まされておりました」

秋山「何故分かるのですか?」

先生「なんとなく笑」

この一言で社長様・社員様もこの先生が偉大な先生であることがすぐにお分かりになられた様でした。
このあと先生、社長様、社員様はすっかり意気投合されて、無事薬局開業の流れとなりました。

先生、その節は素敵なお話を沢山ありがとうございました。

先生の今後のご健康と、新しい薬局様の益々のご発展を微力ながらお祈り申し上げております。

世の中にはすごい先生がたくさんいて、そんな先生方との出会いの場もたくさんあります。

ご開業を目指される法人様・独立希望薬剤師のみなさま。
どうぞお気軽にお問合せくださいませ。

今回もご精読ありがとうございました。