薬剤師の9割以上が危機感なし!これ以上のビジネスチャンスが何処にあるのか?

こんにちは。

ひかり薬局の秋山です。
今回は薬局業界しか知らない薬剤師様向けに、他職種と比較してどうなのか?
他職種から見て薬剤師はどうのか?
というお話をして参ります。

製薬会社MR:Aさん
数店舗のラーメン屋を経営:Bさん
薬局仲介会社:Cさん
私(調剤薬局経営)
の4人の対談してまいりました。


他業種からみた薬剤師

ーまずは薬剤師という職種に対しての客観的かつ忌憚のない意見をお願い致します。

Aさん:では遠慮なく。まず薬剤師は世の中を舐めている人が多いと感じます。門前の先生からの依頼で薬局向けに勉強会を開く際、お弁当の数を聞きます。それなりのものを用意してもご馳走様でした、ありがとうございましたという言葉は殆ど返ってきません。昼休みを使ってやった感を出して偉そうな態度や、嫌そうに参加する薬剤師さんが多いです。こちらも勉強会を開いた実績が出来るわけですが、少しくらい感謝の言葉があってもなと。こいつら本当に社会常識がないなと感じますね笑

 

ーMRさんに対してそういう態度を取る薬剤師は、門前の先生や患者様にも大体そんな感じです。
ラーメン屋などの飲食店経営からみてどうでしょうか。

Bさん:逆に流行り廃りの激しい業界にいる私からしたら、そんな態度でもお客さん=患者さんが来てくれるなんて羨ましい限りです。この業界でそんな態度を取ったら、すぐに食べログやレティ等の口コミに書かれて、少ない☆を付けられてしまいますからね。お客さんが飛んでしまいますよ!

Cさん:薬剤師の9割は非常識ですからね。会社に言われて開業希望の登録薬剤師と仕方なくやり取りをしてますが、うんざりします。法人→法人の薬局譲渡は楽でストレスが無いので良いです。

 

ー患者様は病院の前にある薬局じゃないと薬がもらえないと思い込んでいる方も未だに少なくありません。だから横柄な態度の薬剤師にも我慢しちゃうんですよね。

Bさん:そこに付け込んでいるみたいで、あまり良くはない状況ですよね?

 

ーそうですね。だから薬剤師を甘やかし続けた薬局程、コロナで経営が苦しくなり譲渡するといったケースが増えています。譲渡後、今までの給料を維持できないと知り、次の転職先も決めずに辞めてしまう薬剤師さんも関東ではかなり増えています。

Aさん:自分が所属する会社に貢献して給料を伸ばそうとする気概は無いんですかね?

 

ー弊社も300人以上の独立希望薬剤師と話してきましたが、9割の方は無いですね。
まずは給料、次に定時に上がる事・在宅をやらないこと。それが最優先、そんな感じを受けます。

Cさん:薬剤師の方って上から目線というか。どうやって独立するんすかー?
技術料200万以上でイニシャル2000万以内の案件でたらお願いしますとか。
そもそも、そんな値段で出るわけがないし、出ても法人に持っていくわ!
何でお前なんぞに振らにゃならんのだ!と心の内で叫んだことが何度もあります笑 
秘密保持契約を送付しても返信が無いなんて日常茶飯事ですからね。本当に薬剤師が嫌いです!


本当に耳が痛いお話です。ついでに胃も痛いです笑 
弊社登録の薬剤師さんも大体そうであることを考えると非常に辛い気持ちになります。

 

他業種からみた薬局経営・ビジネスの甘さ

ー他業種からみた調剤薬局のビジネスについてどう思われますか?

Bさん:調剤料っていうんですか?国で一律、報酬が決められてるんですよね?
それも羨ましい限りです。ラーメン業界は激戦区に出店したらその値段も考慮しなくてはなりません。
国に守られている側面は無いですからね。年間2000件新しいラーメン屋が出来て2000件潰れているのがその証拠です。

 

ーある程度報酬が守られている分、安心しちゃうんですかね?だから患者様に横柄な薬剤師がはびこる。要らない職種ランキングで薬剤師って常に上位なのはその結果ですよね‥

Cさん:薬局の件数がコンビニより多いってことはそういうことですよね。まーだからこそ弊社のような仲介が潤う訳ですが笑。これからは薬剤師も接客や、ビジネスマナー、在宅対応、営業など努力しないと厳しいんじゃないかな。
1割はまともな人もいますけどね。

Aさん:そう思います。国の人口は減っていきますし、より良いサービスで差別化を考えないと薬局が死んでいきますよ!

Bさん:私も同じ意見です。

 

ー仰る通りですね。でも今まさにその過渡期なのに、殆どの薬剤師さんの意識は未だに変わりません。
薬科大の乱立により毎年8000人、若くて熱意に満ちた薬剤師が量産されているのですから、そろそろ危機感を持った方がいいかと思います。そのあたりはどうでしょうか。

B:まーでも資本主義ですからね。横柄な薬剤師放置する薬局は消えていく。
それでいいんじゃないですか?残りの1割でしたっけ?まともな薬剤師さんが生き残っていければ。

Cさん:そうですね。私もいずれ独立して仲介会社をやるつもりですが、10億溜まったらさっさと引退します。
法人対法人メインでやるつもりです。個人の薬剤師はなるべく相手したくないですね。時間の無駄なんで笑

Aさん:最近は製薬業界も接待禁止になり、MRの数もどんどん削られてます。勉強会の数と、無料のメールマガジンに何人Drを登録させたかしか評価がないので寂しい限りです。やりがいを感じづらくなっています。薬剤師の資格を持つMRは結構、調剤薬局業界に流れてますね。ビジネスマナーがある分、調剤畑しか知らない薬剤師よりは活躍できるんじゃないかなと。イス取りゲームは厳しくなっていくんじゃないでしょうか?

 

ーみなさん、忌憚の無いご意見をありがとうございました。

まとめ

さて。如何でしたでしょうか?

誤解の無い様お伝えしておきたいのですが、私は9割の危機感がない薬剤師を変えていこうとか、救済しようなんて大それたことは、露ほどもおもっておりません。一度、落ちぶれた薬剤師は経験上良くなりません。
定時に上がり、在宅をかわし、外来だけ受けてるのに患者様に横柄な態度、それでも550万以上の給料を維持したいと考えている方とはお話がそもそも合いません。

地域医療の為、家族の為に汗水を流して、尚且つ自分の薬局を利用してくれる患者様に感謝の意を伝えられる1割の覚醒している薬剤師さんだけ、その対価を甘受できれば良いと思います。

その1割を独立という形で救済出来たら良いと考えます。

ここで表題のお話になります。
9割の薬剤師が危機感がないということは、どこに出店しても90%の確率で勝てるってことですよ?
これ以上ビジネスチャンス他にありますか?

こんな温い業界は他に例がありません。

考え方を転換させるだけで、ある一定の薬剤師様には希望に満ちた業界なのです。
ご参考程度になさってください。ひかり薬局秋山でございました。