薬局開業・経営への道39【もう色々な卸と取引する時代ではない】

こんにちは、ひかり薬局秋山です。

今回は広域の医薬品卸さんとの付き合い方について考察してみたいと思います。
10年ほど前までは、広域卸は4~5社と取引。
欠品したときのセーフティネットだ!という薬局法人様が多かったですね。
ただ、最近は少し様相が変わってきたようです。

近年の医薬品卸との付き合い方

広域卸としてはいつも4~5社と取引している法人様は、常に合い見積もりを取られている状態。
MSさんの数はどんどん削減されている中で、「もっと頑張らないと他卸にグロス飛ばすよ?!」という脅しめいた交渉には疲弊しきっていますし、そこまで対応しきれません。
神奈川県で4社を経営する社長さんとお会いした時のこと、広域卸を1社に絞ることであり得ないプロ数をはじき出されているというお話に驚愕致しました。

相手の卸さんからしたら、多少のミスがあったくらいではグロスを飛ばされないという安心感があり、価格も頑張ろうというモチベーションに繋がりますね。

以来、私もマネさせて頂いております。

※備考:MSさん一人当たりの医療機器の販売目標価格は、卸さんによって多少差異がありますが、一人当たり年間1000万円前後です。リースはグロスに含まれない為、頑張ってくれているMSさんには一括購入してあげるというのも1つのご褒美となります。

 

これから店舗展開を考えている薬局法人様・独立希望薬剤師様には何かのご参考となれば幸いです。
(※但し起業時の新米社長にはこの手は使えません。取引実績がなく信用がまだ構築されていないからです。弊社の力が必要な方は遠慮なくご連絡をくださいませ!)