薬局開業・経営への道7【ビジネスパートナー】

薬局開業における選ばれるビジネスパートナーになるということの重要性

こんにちは。

ひかり薬局の秋山です。

先の投稿では偉そうにビジネスパートナーの選び方について講釈を垂れてしまいました。
今回は逆の視点でご自身がビジネスパートナーとして選んでもらうということについて考察していきたいと思います!

自分に選ぶ権利がある様に相手も選ぶ権利がある!

私自身、8年会社を経営しております。今までにも様々な出会いがありました。

良い人、悪い人、すごい人、薬剤師を騙してお金にすることしか考えていない人…(笑)

その中でも、この人は凄い!!

一緒に組んで何かをやりたい!取引をしたい!と思う人も沢山います。

私の感じる凄い人とは
人望
・持っている案件の数
・営業力
・店舗の出店
の仕方
などなど色々あります。


しかしアプローチをしても相手にされなかったことや、途中で連絡が途切れてしまうことも多々ありました。起業したてのペーペーの私には何も無いと思い知らされた瞬間でもありました。
当然ですね。相手にもビジネスパートナーを選ぶ権利があります。
そんな中でも徐々にご信頼をいただき、今ではお取引をして頂けるようになった会社様、経営者様、個人様もいらっしゃいました。
その実例を、私が大切にしている下記3つの格言を交えながら挙げて参りますので、ご参考にして頂けたらと思います。


①自分が相手と何がしたいかではなくまず自分が相手の為に何が出来るかを伝える

法人の代表・個人にかかわらず、すごい人は皆が取引したいので忙しいです。

しょっちゅう電話を鳴らされたら鬱陶しく感じることも多々あります。

話の要点をまとめ、相手のニーズに合わせ自分が相手の為にできることをお伝えすることは大切です。また最初に書面で報酬を求めることもオススメしません。
日本は書面と印鑑の国です。何か揉めた場合、書面と印鑑がものを言います。
しかしながら、最初から書面にて報酬を確定させるのは、相手側からしたら、まだ取引実績・信頼関係もないのに金の約束だけはさせられる。あまり気持ちの良いものではありませんよね。
最初は成功報酬型(こちらの行動や提案が相手の利益になったら○%の報酬でいかがですか?や何かあったら助けて下さいね?)で、口約束でも良いと思います。
口約束だとあとから難癖をつけてきて、報酬を支払わなかったり、値切る人も必ず出てきます。それは勉強代です。
お互いふるいにかけて今後も取引をしたいか見定めている中では発生することです。
こちらの提供したサービスに満足されなかったのだろうと割り切りましょう。
ただし何度も続くようなら潔く関係を断ちましょう。
それは相手の弱みに付け込んで値切ることが習性化した3流のビジネスマンです。
そういう方はそういう習性が業界で有名になっています。
新しいパートナーを探すことをオススメします。
その繰り返しで良いパートナーと巡り合えることも経営の醍醐味の1つと言えるでしょう!中々相手と思ったような関係・取引が構築できない苦しい時期は必ずあります。
その時に私が知って楽になった格言を2つ目をお伝えしたいと思います。


②他者は自己の欲求を満たすためにいるわけではない

他者は自己の欲求を満たすためにいるわけではない

                      アルフレッド・アドラー

 

相手は相手自身・または相手の社員・家族を幸せにすることが1番であり、自分の名誉欲・金銭欲を満たすためにいるわけでは無いということです。
ご自身の全力の熱意が相手に魅力的に映らなかいこともあります。
相手にされなかったらすっぱり諦めてその理由を今後の教訓にすれば良いのです。
それでも信念を以て仕事をしていれば、良いパートナーに選んでもらえる日が必ず来ます。
諦めずに突き進みましょう!

私から見て、いつも一流の仕事をして下さるありがたいビジネスパートナーは現在7人います。営業マン、会社の代表、FP、税理士、個人の薬剤師さん等、職種は様々です。
その方たちとはいつも新しいことをするとき、口約束のみで書面は結びません。
何故なら今までのお付き合いの中で、お互いがお互いを裏切らないことを分かっているからです。


③行動で起こした問題を言葉で解決することは出来ない

行動で起こした問題を言葉で解決することは出来ない

               7つの習慣より スティーブン・R・コヴィー

 

約束は言葉ではなく行動で守るものと言い換えても良いでしょう。
信頼の構築には時間がかかりますが、失うのは一瞬です。
・自分だけの都合を押し付けて、あとから報酬を値切ったり、支払いをいつか何かの形で恩返しするという言葉をいつも繰り返す輩

・独立とは名ばかりの奴隷契約を薬剤師と結び続け、その件数実績だけを自慢してきた結果、今では訴訟で有名な輩

・従業員にも取引先にも嘘をつき続け自分の金のことしか考えていない輩

私はこの目でたくさん見てきました。本当の信頼は得るのに時間がかかるものです。
いつも行動で約束を守っていれば、相手は信頼してくれます。
口約束で仕事をともにできるパートナーなんて最高じゃないですか!
意図せず失敗したり、うまく行かないときもあります。
その時は最後まで責任を取ること。簡単な様で難しいことです。
しかしその繰り返しが良いパートナーを増やす・選んでもらえるようになるコツです。
近道はありません。

なんだかお説教臭くなってしまいすみません…

いかがでしたか?これから独立を目指す薬剤師の方、現在オーナー薬剤師として日々奮闘されている方に、少しでもご参考になれば幸いです。

さて次回は~独立希望薬剤師をダマす詐欺師の手口~について
具体例を交えながら、考察をしていきたいと思います。今回もご精読ありがとうございました!