薬局開業・経営への道11【増税の余波!薬価差益が出ないという思い込み】

こんにちは。
ついついさぼりがちになってしまい申し訳ありません笑
12月に入り体の芯にこたえる寒さになってきましたね。
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

それでは今回は薬局経営における薬価差益に沿ってお話ししていきます!
薬局経営において薬価差益は大事な収入源なのは当然のことではありますがこれから独立を目指し開業する個人薬局では大手薬局に比べ、出ないと勘違いされている方も多いのではないでしょうか。
2年の薬価改定ごとに毎回薬価が下がります。薬価が上がる品目は少なく、ほぼ全ての品目が下がります。
薬価は国が決めますので、こちらの努力で上げる、維持することはできません。
結果、納入価格が下がらなければ、薬価差益は上がりませんので厳しくなる一方です。
以前の薬価差益がバンバンでる古き良き?時代は薬局を立てれば儲かると聞いたものです。
今年10月の増税半年ほど前からですが、薬価差益がほぼ出なくなるという危機感で薬局をクローズされる個人オーナーさん、経常利益がトントンの店を譲渡するチェーン薬局さんが増えました。
現在もその流れは続いています。
ではなぜそう思うのでしょうか?果たして本当にそうでしょうか?

私なりの結論ですが‥

薬価差益はまだまだ出ます!

薬価差益が出ない原因は?

出ないと思う原因は下記に心当たりは無いでしょうか?

✔️従業員教育が出来ていない(薬剤師がやたら急配を頼んだり、MSさんに威張り散らしたりている)

✔️卸のMSさんと膝を突き合わせた付き合いが出来ていない

✔️医薬品卸の「これ以上の値引きは支店長の許可が下りませんでした」等、相手の言うことを真に受ける

✔️MSさんはどうしたら実績を上げて喜んでくれるのか把握していない。

✔️店舗数が少ないから値引きは出ないだろうなと最初から交渉を諦めている。

✔️広域卸4社以外の医薬品卸の供給は安定していないと思い込んでいる。

心当たりのある方はもう少しアンテナを張った経営が必要かと思います。

弊社直営は1店舗ですが、どうしたらそんなに薬価差益がでるのか?と150店舗以上経営をされている社長さんからコンサル依頼を頂く事もあれば、弊社が1店舗の社長さんに医薬品卸さんとの交渉術を学ぶこともあります。

MSの実績になることは医薬品購入額だけではない。

あくまでも一例ですが
✔️今まで取引の無かった薬局への参入

✔️医療機器の販売(レセコン・分包機・調剤棚など)

✔️期限切迫品の引取り

「これだけの金額買ってやってるんだからもっと値引きしろ!」
と大声を出せば、卸さんがびびって値引きを出す時代は10年前に終了しています。

私のブログをご覧になっている熱意ある方々は、これだけヒントを出せば十分かと思います。

厳しい時代ですが、患者様の為、家族を守る為、みなさん頑張っていただければ幸いです。
詳しくお知りになりたい方は、弊社までお問い合わせください!

ひかり薬局の秋山でございました。